工場や介護、飲食の現場で、フィリピン人スタッフと一緒に働く機会が増えています。「どう接すればいいのか」「文化の違いで気をつけることは?」と感じている方もいるのではないでしょうか。この記事では、日本に住むフィリピン人の数を最新データで確認したうえで、一緒に働くときに知っておきたいポイントを紹介します。
日本に住むフィリピン人は約35万6千人
出入国在留管理庁の発表によると、2025年末の在留外国人数は412万5,395人で、初めて400万人を超えました。国籍・地域別では、中国約93万人、ベトナム約68万1千人、韓国約40万7千人に次いで、フィリピンは約35万6千人で4番目です。前年の2024年末は341,518人だったので、1年で1万人以上増えています。
(出典:出入国在留管理庁「令和7年末現在における在留外国人数について」)
一緒に働くときに知っておきたい5つのこと
ここで紹介するのは、あくまで一般的な傾向です。もちろん個人差が大きいので、「フィリピン人だからこう」と決めつけず、一人ひとりと向き合うことが大切です。
1. 家族をとても大切にする
フィリピンでは家族のつながりが強く、日本で働く理由として「家族を支えるため」を挙げる人は少なくありません。母国の家族への仕送りをしている人も多く、家族の誕生日や病気などの出来事は、本人にとってとても大きな意味を持ちます。
2. 英語が通じることが多い
フィリピンでは英語が公用語の一つで、学校教育も英語で行われる場面が多くあります。日本語が難しい場面では、簡単な英語で伝えるとスムーズなこともあります。ただし、仕事の指示は「やさしい日本語」でゆっくり、具体的に伝えるのが基本です。
3. 宗教行事を大切にする人が多い
フィリピンはキリスト教(主にカトリック)の信者が多い国です。特にクリスマスは一年で一番大切な行事で、9月ごろから気分が盛り上がり始めると言われるほどです。年末に帰国を希望するスタッフもいるので、休みの相談は早めにしておくと調整しやすくなります。
4. 人前で注意されるのが苦手
これはフィリピンに限りませんが、人前で強く叱られることに大きなショックを受ける人がいます。ミスを指摘するときは、周りに人がいない場所で、理由と改善方法をセットで伝えると受け止めてもらいやすくなります。
5. 明るい雰囲気づくりが得意
歌や冗談で場を和ませるのが上手な人が多く、職場の雰囲気が明るくなったと感じる会社もあります。誕生日を祝ったり、一緒に食事をしたりする機会をつくると、距離が縮まりやすくなります。
よくある質問
Q1. 日本語がどのくらいできれば一緒に働けますか?
在留資格や仕事内容によって、求められる日本語のレベルは異なります。採用や受け入れを考えている場合は、出入国在留管理庁の公式サイトや、登録支援機関などの専門家に最新の情報を確認してください。
Q2. 宗教上、食べ物で気をつけることはありますか?
カトリックの人が多いため、豚肉などの食事制限がある人は多くありません。ただし、イスラム教徒のフィリピン人もいます。食事会などの前には、本人に確認しておくと安心です。
Q3. コミュニケーションで一番大切なことは何ですか?
「わかった?」と聞くと、わかっていなくても「はい」と答えてしまう人もいます。実際にやってみてもらう、復唱してもらうなど、理解を確かめる工夫が役立ちます。
まとめ
日本に住むフィリピン人は約35万6千人と年々増えていて、職場で一緒に働く機会はこれからも増えていくはずです。家族や宗教を大切にする気持ちを理解し、伝え方を少し工夫するだけで、お互いに働きやすい職場になります。当ブログでは、フィリピン人と働く中で感じたことを、これからも発信していきます。

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